HIRAGANA TIMES

近所の図書館に行って、いつもは通らない書庫の列を通ってみた。そこには外国人が日本語を勉強するときの本がまとめられていた。

「図書館ってそういう本もあるのか。確かに必要だよな〜」とか思いながら、その棚の一番目立つところに置かれていた雑誌を手に取ってみた。それが「HIRAGANA TIMES」という雑誌。

名前からして、すべてひらがなで書いてあるのかと思いきや、ちゃんと漢字も使って書かれていて、全ての漢字にひらがなでルビが振ってあった。

中をパラパラ見てみると、時事的な話(安倍元首相の銃撃事件)や日本の文化のこと、日本人アーティストのインタビュー記事などが書かれていて、結構見応えがあっておもしろかった。

それぞれの文章は英語と日本語どちらでも書かれていて、日本語学習だけじゃなく、日本語話者が英語を勉強するのにも良さそうだと思った。英文と日本語文が並べられてると、改めてこんなに語順が違うのかと衝撃。英文読んでから日本語を読むと、主語と述語が遠いからか、ちょっとまどろっこしく感じた。

あと茶道の記事があって、ルビに「ちゃどう」とあったので、「さどう」の間違いじゃない?って思ったけど、よくよく調べると「ちゃどう」も間違いじゃないらしい。知らなかった!(雑誌の中にも「一般的には「さどう」と読むけど、本記事は「ちゃどう」と表記しています」と注釈があった。)

家に帰ってからHIRAGANA TIMESについて調べたところ、1986年から創刊されている雑誌のようで、日本語勉強されてる方はもちろん、日本語を教えている方や英語学習のために購読する方もいるらしい。

また知らない世界を一つ知ることができて、うれしくなった。